基礎実験講座:化学分野 「時計反応」

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 9月15日(水)に1年生理数科のSS理数探究Ⅰの授業で、基礎実験講座(化学分野)で「時計反応」の実験実習を行いました。授業の始めに化学実験の基本的な取り組み方として、使用目的に合った器具の選び方や使い方、薬品の危険性や取り扱い、数値の測定など詳しく学びました。
 その後、溶液の調整の手順をプロジェクターを用いた説明を受け、各班で実際に行いました。

時計反応とは・・・ヨウ素酸カリウムと亜硫酸水素ナトリウムの酸化還元反応で、ヨウ化物イオンがヨウ素になることでヨウ素デンプン反応が起こり、デンプンを含む無色の溶液が青紫色に変化する反応です。ヨウ素酸カリウムと亜硫酸水素ナトリウムの量を増減することで、発色までの時間が変化します。

使用する薬品を正確にはかりとり、質量を記録します。
調整した溶液を試験管に入れます。
濃度の異なるヨウ素酸カリウム水溶液を使用することで、反応時間はどう変わるかな?
2つの溶液を混ぜた後の試験管は青紫色に変化しています。
測定した値をもとにグラフを作成しています。

 2つの溶液を混ぜ合わせた後、観察していると無色の溶液が突然青紫色に変化するので、生徒たちは初めての体験で驚きと感動がありました。
 今回使用した溶液の濃度や反応時間からグラフを作成し、次回考察講座の際に各班のデータと比較してデータ処理や考察の方法について学習します。

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