SGH
平成27年度から5年間、SGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定されました。
SGH(スーパーグローバルハイスクール)とは
現代社会に対する関心と深い教養に加え、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバルリーダーを育成するために平成26年度に創設されました。
本校SGHのスローガン
筑豊から世界へ!グローバルシティズンシップを持った「たくましき前進者」の育成
本校のSGH事業
鞍手高校の事業は、普通科人間文科コースを中心に、筑豊地域に関する研究やアジア地域の研究を進めることによって、グローバルな視点で地域の発展や課題解決のために貢献しようとするグローバルリーダーを育成することを目的としています。
複数の大学や地元企業等と連携しながら課題研究や国内・海外研修を実施し、生徒に多様な学びの場を提供することで、将来、国際舞台で活躍できる人材(国際機関職員、社会起業家、グローバル企業の経営者、政治家、研究者等)を輩出することを目指します。
特色1〈課題研究の取組〉
第1学年では、普通科および普通科人間文科コースの生徒200名が、身近な社会課題を把握するために、筑豊地域の課題について「人口問題研究班」「資源・エネルギー問題研究班」「労働問題研究班」「地域活性化研究班」に分かれ、探究活動を行います。大学教授による専門講義やフィールドワーク等を通してより深く、そして体験的に学ぶことは学問と社会のつながりについて深く考えるきっかけとなるでしょう。2年次には、普通科の生徒については筑豊地域の課題研究論文としてまとめ、人間文科コースの生徒については、アジアの地域研究へと視野を広げ、論文としてまとめていきます。
特色2〈京都研修・海外研修〉
人間文科コース(40名)は、課題研究の一環として「シンガポール・マレーシア」でのフィールドワークを実施します。その事前研修として、夏期休業中に地域研究に関する基礎や東南アジア研究について学ぶ「京都研修」も実施します。海外研修は課題研究の内容を一層深めるとともに、海外でのホームステイ等、貴重な経験の場となるでしょう。平成28年度からは普通科からも希望者を募って、この海外研修に参加できるようにしています(10名程度を1年次の取組等を参考に選抜)。
特色3〈地域への発信〉
平成29年度に本校は100周年を迎えました。SGH事業の3年目、中間報告の場として「第1回筑豊会議」を開催し、地域に広く参加を呼びかけ、SGHの成果発表等を行いました。鞍手高校の100年の歩みを振り返りつつ、地域の方や有識者も交えて、これからの地域の持続可能な発展について考える機会になりました。