11月4日(水)に、2学年人間文科コースがフィールドワークを行いました。
午前中は北九州市立大学にて課題研究の中間報告会に臨みました。
本コースが行う課題研究は、海外研修先であるマレーシア、シンガポール、日本について調査し、課題を発見し、解決に向けて研究を行います。
本年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、12月に予定していた海外研修が中止となったため実地研修ができません。しかし、8月に実施した人文サマーセミナーでは現地の学生とオンラインでつながり、テーマ設定に向けて英語での交流ができました。
研究が中盤を迎え、その中間報告として、北九州市立大学 法学部 政策科学科 田村慶子教授、外国語学部 国際関係学科 篠崎香織教授のご出席のもと発表を行い、専門的な視点でご指導とご助言をいただきました。
マレーシアやシンガポールの実情を教えてくださったり、新たな視点を与えてくださったりと研究をさらに深める有意義な時間となりました。
発表を終えてお礼の言葉を述べるとともに、「教授の先生方よりいただいたご助言を参考にして、最終報告会に向けて研究を進めていきます!」と力強く宣言しました。
報告会後は広報担当の方より、北九州市立大学の概要説明を聞いたり、キャンパスツアーで校内を巡ったりなども経験することができ、進路意識も高まる北九州市立大学の訪問となりました。
午後はJICA九州センターを訪問しました。まず、センター内レストランでハラル食である「子羊の黒胡椒焼き」をいただきました。羊のお肉を食べるのが初めての生徒もたくさんいましたが、「美味しい!」と食事を楽しみました。
次に、SDGsの理解をより深めるためのババ抜きカードゲームに挑戦しました。今回の課題研究はSDGsと結びつけて研究をしているため、生徒たちは楽しみながらも世界の課題に目を向けることができました。
ゲームをした後は、青年海外協力隊として派遣されたご経験のある橋口恵利子さんより、JICAが取り組む事業や活動について、さらに、青年海外協力隊としてブラジルに派遣された浦越未来さんより体験談をお聞きしました。生徒は熱心に聞き入っており、お二人のお話から世界の発展途上国の人々のために自分たちには何ができるのかを考える機会をいただきました。
フィールドワークデイで、今後の学校生活だけでなく、人生にも活きるような刺激を受けることができました。