長嶋優依のヨルダン滞在記⑤

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近況 少女達に英語と折り紙をレクチャー!!

前回号では幼稚園での活動を紹介しましたが、最近は10歳から17歳までの少女達が利用するセンターで活動しています。キャンプ内の学校は午前が女子、午後は男子が通います。そのため、少女たちは午前中の学校が終わってからセンターを訪れます。

大きな声で曜日をリピート

私はシリア人のボランティアスタッフとともに10歳から13歳までの少女達にアルファベットや年月日の言い方、野菜の名前など基礎的な英語の授業をしています。日本の学校でいうALTのように英語のゲームやアクティビティを実施しています。女の子たちは本当に活発で、クイズを出したら「私を当てて~!」とアピールする子ばかりでこちらが圧倒されます。

得意な子が折り紙を教える姿

英語の授業の後は折り紙の時間。実は折り紙は世界で「Origami」と呼ばれているほど人気かつ有名な日本文化の一つなのです!このセンターでも折り紙制作は人気です。しかし、折り紙に慣れていない海外の人々にとっては端と端を綺麗に合わせることや次の手順を折りやすくするために折り跡だけを付けるといった繊細な作業が苦手であったりするのです。

体育や運動会などの行事がないキャンプ内の学校に通う少女たちに鞍手高校の運動会練習の様子を見せると興味津々!皆さんが同年代のシリアの少女達の世界を広げたのです!今後も鞍高生と少女達を繋いでいきますね!

ヨルダンでクリスマス!?

イスラム教徒93%、他宗教の教徒が7%と言われるヨルダン。そんなヨルダンの中部にクリスマスを祝うキリスト教徒が多く住む「マダバ」という街があります。教会が沢山あり西洋の雰囲気を感じられる場所です。その教会にはモザイク画が使用されており、現在も発掘されています。世界三大宗教のうちの二つが共存している街で宗教の勉強にもなりました。

今日から使える!?いや使いたくなる!!アラビア語

إن شاء الله[インシャーアッラー] 「神が望むなら。」
“アッラー”とは神のこと。約束をした時や「また明日ね」に返ってくるこの言葉。絶対的な存在である神を重んじる文化が反映されています。場面次第ではやんわりと約束や招待を断る時に使われることも!

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