長嶋優依のヨルダン滞在記①

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鞍手高校の皆さん、السلام عليكم![アッサラームアライクム(こんにちは)]
鞍手高校英語科職員で、今年度からJICA青年海外協力隊としてヨルダンに派遣されている長嶋優依(ながしまゆうい)です。定期的にヨルダンでの活動の様子や生活しないと分からないヨルダンや中東の文化を伝えていきたいと思います。鞍手高校の皆さんに中東の面白さや奥深さを楽しんで、学んでもらえたら嬉しいです。今回は記念すべき第1号です。協力隊に参加を決意した動機やヨルダンの基本的情報をお届けします。そして、アラビア語もぜひ覚えて使ってみてください!

JICA青年海外協力隊って?なぜ応募したの?

国際協力機構(JICA)が開発途上国からのニーズに基づいてそれに見合った技術・知識・経験を持った人々を募集し、選考、訓練を経て派遣する日本政府のODA(政府開発援助)の事業の一つです。これまで世界98ヵ国に延べ5万人以上のボランティアが派遣されています。私は、現職教員特別参加制度という制度を利用し、鞍手高校に在籍した状態で参加しています。つまり、私は協力隊でもあり鞍手高校の先生なのです。そして、任期は1年9カ月。2024年3月に帰国する予定です。私が応募した一番の動機は、小学生のころから持っていた「いつか世界の子どもたちのために自分ができることをしたい。」そんな単純な思いでした。また、英語教員としても生徒達に世界の広さや課題・現状を伝えたいという思いを持っていました。2年前に担任をしていた人文クラスでJICA九州センターを訪れ、生徒とともに私も感化され、協力隊として小さい頃からの思いを実現させようと思ったのです。

中東の国、ヨルダンってどんな国?

〇面積:8.9㎢(日本の約4分の1)
〇人口:1010.1万人
〇首都:アンマン
〇言語:アラビア語
〇宗教:イスラム教93%,他7%

「中東」って聞くとどんな印象を持ちますか?おそらく「危険」「紛争」「不安定」など少しネガティブな印象を持つ人が多いかもしれません。しかし、ヨルダンは中東地域の中でも穏健で安定しており、多数の難民を受け入れています。

今日から使える!?いや使いたくなる!!アラビア語

أهلاً وسهلا[アハラン ワサハラン] 「ようこそ。」

この言葉は「あなたは家族も同然だから気軽にね」のような意味でヨルダン人の奉仕に富んだ気質をよく表していると感じます。ヨルダンに来て一番聞いた言葉かも☆

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