茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
今月も小味山先生の作品を含め、個性的な作品をお楽しみ下さい。
12月1日のお花はゼラニウム、ガーベラ、スイートピー、スターチス、モンステラです。
今月から花材の種類が増えました。また、気候的にも花材が長持ちするので、先週、先々週の花材をリサイクルすることでボリュームのある作品を生けることができました。鮮やかなガーベラを主役に、ピンク系の小花ゼラニウム、レモン色のスイートピー、ブルーのスターチスを生けています。大きな葉のモンステラの配置が腕の見せ所です。作品を壁際に飾って一方向から見せるか、テーブルの上に飾って360度の方向から見せるかで生け方が異なります。
12月8日のお花はスターチス、ラナンキュラス、カスミソウ、スギです。
ラナンキュラスは八重咲でバラの花のような咲き方をしたものが人気です。幾重にも重なった明るい花弁が魅力的です。濃いピンクのラナンキュラスに同系色のスターチスを合わせ、カスミソウが加わることで一気に華やかな作品になります。さらにアレカヤシの放射状に伸びた葉が作品を大きく見せ、ダイナミックな作品に仕上がりました。レストランやホテルのロビーでこの放射状に伸びた葉を目にすることはありませんか?風水ではこのアレカヤシが良縁を引き寄せると言われているからなんですね。
小味山先生がコンシンネやタニワタリ、先週までの花材をリサイクルして作品を生けてくださいました。その名も「Re」。コンシンネの間からタニワタリや綺麗な色の花たちが顔を覗かせる素敵な作品です。
12月15日はクリスマスに向けてサツマスギを用いたクリスマスリースを作成しました。
サツマスギを曲げて緑色の紙紐で円形に成形した後、思い思いに飾り付けをしました。大運動会の3分団を意識したわけではないのに、今年度はピンク・黄色・ミントグリーンの3色の花飾りを用いた3つのリースが出来上がりました。