茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
4月14日のお花はスプレーカーネーション、ヒペリカム、キイチゴです。
今回の作品で目を引くのが赤い実です。花材にキイチゴとあるのでキイチゴと思われがちですがヒペリカムです。作品中の緑の葉がキイチゴの葉です。「イチゴ」という名前から春の果物の代表の苺が連想されますが、キイチゴの葉はもみじの葉に似ていて苺の葉とは形が異なります。作品の中に緑があると心が和みます。
4月21日のお花はスプレーカーネーション、ブルースター、ウンリュウ柳です。
スプレーカーネーションにブルースターの水色が爽やかさを添えます。ブルースターは名前の通り、青い5枚の花弁が星のように見えますね。今回の作品はウンリュウ柳の曲線美をどのように活かすかで印象が異なります。部員の個性をお楽しみください。
4月28日のお花はカーネーション、ガーベラ、宿根スイートピー、ダスティーミラーです。
母の日が近いこともあり、真っ赤なカーネーションが花材です。同じ赤系ではありますが、ガーベラは深紅です。さて、宿根スイートピーの「宿根」とは何でしょう?宿根草とは、毎年花を咲かせる草花や球根植物のことで、「しゅくこんそう」または「しゅっこんそう」と読みます。一度植えると、何年も育ちながら毎年必ず花を咲かせてくれる多年草の一種で、植えっぱなしの放任で良いものも多く、手入れも楽だとか。ダスティーミラーはシロタエギク(白妙菊)羽のように切れ込みの入った葉っぱや茎にフェルトのような産毛が生え、全体が白銀色をしています。「あなたを支えます」という花言葉の通り、他の花材の引き立て役として活用されます。
ルスカスの続報です。葉の裏から花が咲く気配も全くないまま葉の先が黄色に変色してきたので、このまま枯れてしまうのではないかと諦めかけていました。ところが、ゴールデンウィーク明けの5月8日、葉の裏に一粒の芽が…。
今後が楽しみです。