茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
1月6日のお花はガーベラ、スイートピー、ヒカゲノカズラ、ニューサイランです。
スイートピーの淡いピンク色がガーベラの鮮やかな黄色を引き立てます。ニューサイランの生け方は以前にも紹介したようにV字型に折り、剣山に刺しやすくします。刺すと言うより、斜め切りにした切り口を剣山の針と針の間に差し込むと言った方が良いでしょう。ヒカゲノカズラはツル科のシダ植物です。和名は「日陰の葛」ですが、日当たりの悪い場所には生育しないとか。面白いですね。
1月20日のお花はスプレーカーネーション、ストック、アサヒハラン、ギンメヤナギです。
今回は冬の寒さを感じさせる控えめな色の作品です。「ストック」は英語で「茎」という意味で、太い茎が特徴的です。ピンク・白・赤・黄とカラーバリエーションは豊富ですが、今回は薄紫色のストックを使い、スプレーカーネーションの深紅を引き立てています。ギンメヤナギは生けたい形に自由に折り曲げることができますが、初めての花材ということもあり「折れるのでは?」という不安に駆られます。先生が躊躇無く折り曲げて見せてくださったので、ギンメヤナギに動きのある作品に仕上がりました。ギンメヤナギには表と裏があり、日光に当たらず緑色になっている方が裏です。知っていましたか?
1月27日のお花はスイートピー、カーネーション、ルスカスです。
スイートピーもカーネーションも可愛らしいピンク色で、前回の寒さを感じさせる作品とは対照的な作品となりました。ルスカスは常緑の耐寒性植物です。しかもネットでは「枯れないルスカス」と紹介されているほど長持ちするとか。どのくらい長持ちするのか茶華道部でも観察してみようと思います。花材を生けるときは水面の1カ所から全ての花材が出ているとスッキリと綺麗な作品に仕上がります。花材を剣山のどの場所に刺せばスッキリとした作品になるのか、全体像を意識しながら生ける練習をしていきます。