茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもとお花を生けています。
今月は4週分の作品をお送りします。花言葉を意識して生けた作品もあります。
第1週目(10月8日)のお花はアスター、スプレーカーネーション、木いちごです。アスターの花言葉は、「思い出」「追憶」「変化」「信じる恋」などです。花言葉に込められている切なさと、秋という季節が持つ切なさを作品に込めました。作品のタイトルにもご注目ください。
第2週目(10月15日)のお花はコスモス、雲竜柳、ソリダスター、木いちごです。コスモスの花言葉は、「乙女の真心」「調和」「謙虚」「美麗」などです。ともに生けられている雲竜柳の枝のうねりを生かした作品が多くみられます。因みに、ソリダスターはセイタカアワダチソウ等ソリダゴ属の仲間との属間雑種です。
第3週目(10月22日)のお花はユーカリ、ガーベラ、ブルースターです。ユーカリとブルースターが主役のガーベラを引き立てます。ユーカリの花言葉は、「再生」「思い出」「慰め」「追憶」です。写真では伝わりませんが、近づくとユーカリのさわやかな香りがして気持ちがすっきりします。目でも鼻でも楽しめる作品です。
第4週目(10月29日)のお花はサンゴミズキ、スプレーマム、ガーベラ、レザーファンです。サンゴミズキの花言葉は、「耐久」「洗脳」「成熟した精神」などです。緑色の花材が多めの作品にサンゴミズキが入ることで、花器の中に小さな森が出現したように見えます。
芸術の秋、みなさんも何か生けてみてはいかがでしょうか?
それでは来月のお花も楽しみにしていてください。