「第12回 いっしょに読もう!新聞コンクール」全国学校奨励賞受賞

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日本新聞協会が主催する「第12回いっしょに読もう!新聞コンクール」において、全国団体応募505校のうち197校の学校奨励賞を受賞しました。
学校奨励賞は、新聞に触れる日常的な活動を含め、熱心に取り組んだ意欲的な学校。今後の取り組みに期待できる学校に贈られる賞です。 

このコンクールは、各自新聞記事を読み、選んだ新聞記事から考えたことを論述し、他人と一緒に読むことで考えを深め、思考の変化を再度論述する形式になっています。 

鞍手高校では、公民(現代社会)の授業を始め、総合的な探究の時間等で、新聞学習を行っています。さらには、NIE(Newspaper In Education)の取り組みとして、考査問題に新聞記事形式の問題を出題したり、廊下にNIEコーナーを設けるなどして、社会的視野を広げる取り組みを実施しています。 

<全国学校奨励賞> 

~本校の活動実践例~ 

<廊下のスペースを活用したNIEコーナー> 

ホワイトボードに新聞記事を掲示したうえで、その記事から読み取れることを穴埋め形式で生徒に提示しています。写真のホワイトボードは、SDGsに関連した新聞記事で構成しています。 

<時事問題を用いた新聞記事形式の考査問題作成>(1年生現代社会) 

次に示したのは2020年のアメリカ大統領選挙に関する記事を掲載した新聞である。記事を読んで、各問に答 

えよ。 

問1 記事中(1)~(4)にあてはまる語句を答えよ。

問2 記事中波線部(X)について、正しく説明したものを、次のア~エのうちから一つ選べ。
ア:アメリカ大統領選挙はテレビ討論を用いた活動を行っている。
イ:ホワイトハウス(大統領の住まいや仕事場)は、首都ニューヨークにある。
ウ:トランプ大統領は「核兵器のない世界」の実現を訴えている。
エ:オバマ前大統領は「アメリカ第一主義」を掲げていた。

問3 アメリカ大統領選挙の記述として誤っているものを次のア~エのうちから一つ選べ。
ア:アメリカの大統領は三選が禁止となっている。
イ:アメリカ大統領選挙は3年に1度行われる。
ウ:アメリカ大統領選挙の投票権は18歳以上の登録者に与えられる。
エ:アメリカ大統領選挙は、予備選挙が行われた後に、選挙人団による本投票が行われる。

問4 アメリカ大統領選挙は州ごとに選挙が行われ、得票数が多い候補者に選挙人団が本投票で投票を行う。この方式を何と呼ぶか答えよ。 

NIE・新聞コンクールとは 

NIE(Newspaper in Education=「エヌ・アイ・イー」と読みます)は、学校などで新聞を教材として活用する活動です。社会性豊かな青少年の育成や活字文化と民主主義社会の発展などを目的に掲げて、全国で展開しています。
このコンクールは、新聞を読むことで(1)社会への関心の広がりを促す、(2)社会の課題への「気付き」を促す、(3)家族・友だちとのコミュニケーションを促す、(4)考えを深める姿勢を促す、(5)考えをまとめて表現する力を培うことを目的としています。また、コンクールを通じて(1)新聞の面白さ、大切さを知ってほしい、(2)新聞を好きになってほしいという願いも込めています。
(「NIE 教育に新聞を」HPより一部引用) 

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