福岡県立鞍手高等学校全日制課程

平成28年度職業人講演会

2016年08月28日更新

「社会の第一線で活躍されている方の講演を通し、働くことの厳しさや充実感、あるいは高校生としての過ごし方等について示唆を受け、職業観と進路意識を高める」ことを目的として、「職業人講演会」を開催しました。
講師は本校のOBでもある日比野 好恵 氏(株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所 代表取締役社長)。ご自身の高校・大学時代のことを振り返りつつ、さらに社会人として生きる覚悟のようなものを生徒たちに語っていただきました。お話の内容が多くの生徒の心に響き、最後の質疑応答の時間には、次々と手が挙がりました。これからを生きる生徒たちにとって、示唆に富む有意義な時間となりました。

 

左が日比野氏 右が清澤校長

【概要】
日時 平成28年7月19日(火) 9:50 ~ 11:30
会場 本校体育館
対象 第1、2学年生徒全員
演題 『デザインを科学する』
~人間の行動は、言葉にできない深層心理が決める~
講師 日比野 好恵 氏
(株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所 代表取締役社長)
    福岡県立鞍手高等学校、横浜国立大学卒業
略歴

  • 外資系企業等での勤務を経て、「技術の進歩が弱者を置き去りにしていないか」との信念から、2009年、千葉大学工学部「デザイン心理学研究室」発の大学ベンチャー企業『BBStoneデザイン心理学研究所』を設立。大学の研究を世の中に還元し、ビジネスとして息を吹き込むという新たなロールモデルを構築。デザインの見やすさ、嗜好性などを心理学実験の手法で数値化する「デザイン心理学」を用いて開発された商品が、家電、金融機関、医療現場などに応用されている。
  • 2015年、新進気鋭の女性経営者たちが参加する「第4回(株)日本政策投資銀行女性新ビジネスプランコンペティション」に出場。406件の応募の中から最終選考に残り、女性起業優秀賞を受賞した。

【生徒の感想文より】
 今回の講演を聞くまで『デザイン心理学』という言葉を聞いたことがありませんでしたが、デザインの見やすさ、嗜好性などを心理学実験の手法を用いて数値化するということが、私にはとても画期的に感じられ、またそれらの証拠をもとにして解決策を見出すことで、世の中をより良いものにしているということが分かりました。先生は、「技術の進歩が弱者を置き去りにしていないか」という信念を持たれているとのことでした。私は技術が進歩することで、よりスマートで使いやすいものが多くなってきているという考えしか持っていませんでしたが、それは私たちにみたいに、新しいものでも受け入れて使うことができる人にだけ言えることで、高齢者の方は便利でより使いやすい機能をうまく利用することができず、複雑なものは扱うのが難しいという話を聞いて、その考え方にとても納得しました。私の祖母もテレビのリモコンにたくさんボタンがあって使いにくいから、チャンネルを変えるときには私によく頼むので、先生の考えた高齢者にも使いやすいリモコンは本当に身近なところで役立つものだと思いました。先生のお話を通して、将来自分の選択肢を増やし自分がしたいことをするためにも今、しっかり勉強して、後から後悔しないように頑張りたいと思いました。