茶華道部 – 福岡県立鞍手高等学校 http://kurate.local KURATE High School Thu, 21 Mar 2024 04:30:30 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.4 http://kurate.local/wp-content/uploads/2018/02/cropped-symbol-32x32.png 茶華道部 – 福岡県立鞍手高等学校 http://kurate.local 32 32 茶華道部 3月のお花 http://kurate.local/2024/03/21/post-11928/ Thu, 21 Mar 2024 04:30:30 +0000 http://kurate.local/?p=11928 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。

3月8日のお花はスイートピー、ラナンキュラス、カスミソウ、アレカヤシです。
今回も大振りなラナンキュラスをスイートピーが優しくサポートする作品です。今回は淡いピンクのラナンキュラスに濃いピンクのスイートピー、前回と真逆の組み合わせです。同じ花材でも色の組み合わせによって印象が異なります。淡いピンクのラナンキュラスとカスミソウの白い花で全体が優しい雰囲気になりました。大きな葉のアレカヤシはどのサイズにして用いるのかが腕の見せ所。どれも春を感じさせる作品です。

上から「Thank you」「優しさを包む」「Harukaze soyogu」

3月15日のお花はスプレーカーネーション、スカビオサ、キイチゴです。
スカビオサの大振りな濃いピンクの花の周りをスプレーカーネーションの小ぶりな淡い黄色の花が取り囲み、春を感じさせる作品です。キイチゴというと赤い果実を連想しがちですが、今回は緑の葉をつけた枝を花材として使用しています。葉を見ればイチゴだと気づくでしょう。

上から「春待つ僕ら」「清く、正しく、美しく」「笑進」

令和5年度は3年生の引退後、2名の部員と先生で最低3作品を校内に飾るべく活動してきました。飾る場所も限られ、なかなか全校生徒の皆さんの目に触れる機会が得られませんでした。令和6年度は多くの新入部員を迎え、校内をたくさんの花で飾ることができれば幸いです。

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茶華道部 2月のお花 http://kurate.local/2024/03/08/post-11901/ Fri, 08 Mar 2024 05:39:16 +0000 http://kurate.local/?p=11901 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。

2月16日のお花はエリンジューム、スイートピー、ラナンキュラス、アオキです。
濃いピンクで八重咲、バラの花のような咲き方をした大振りなラナンキュラスが今回の主役です。球状に集まった小花を囲むようにとげのある苞(ほう)が広がるエリンジューム。花だけでなく茎や苞も青く色づき、ピンクと青の対比が印象的です。淡いピンクのスイートピーとアオキの緑が、強くなりがちな印象を和らげてくれる作品です。

上から「Shoshi kantetu.」「秘めたる美しさ」「光矢を放なて」

2月29日は3年生の卒業を彩るフラワーアレンジメントを作成しました。
大運動会の3分団をイメージしたラッピングを用いて作品を作りました。今年に入ってから小枝を用いた作品が続き今回も苦戦しましたが、卒業式以降、日を追うごとに桜の小枝から小さな花びらと緑の葉が開いていく様子は、卒業生の未来が花開くようでうれしくなりました。
卒業おめでとうございます!

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茶華道部 1月のお花 http://kurate.local/2024/02/13/post-11824/ Mon, 12 Feb 2024 23:54:06 +0000 http://kurate.local/?p=11824 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
今月も小味山先生の作品を含め、個性的な作品をお楽しみ下さい。

1月5日のお花はチューリップ、スイートピー、アカメヤナギ、ハランです。
新春とはいうものの寒さが厳しいこの季節に、チューリップの鮮やかな黄色とスイートピーの淡いピンクから春を感じる作品となりました。アカメヤナギの長い枝はいくつかの部分に切って生けます。先端部分を切った残りの部分を生けるときは切断面が見えないように注意しました。また、アカメヤナギは赤色の側面と緑色の側面があるので、どちらの面を正面に向けるのかも考えながら生けます。アカメヤナギの長さとハランのバランスを考慮しながらの作品作りは難しかったです。

上から「雪解け」「空高く」「一瞬で過ぎてしまうから…」

1月12日のお花はスイートピー、スプレーカーネーション、デンファレ、アオモジ、ハランです。
今回は深紅のデンファレと紫のスイートピー、濃い緑のハランを用いた落ち着いた色味の花材が中心だったので、スプレーカーネーションのオレンジをどこに挿すかがポイントとなりました。小枝に緑色の粒々が付いたアオモジとハランの大きな葉とのバランスを考えるのは、先週同様苦労しました。アオモジの粒々からは白い花が咲くようですが、果たして花を見ることはできるでしょうか。

上から「才色兼備」「花開け!!」「未来切符」

1月19日のお花はスイートピー、ラナンキュラス、ユキヤナギ、タニワタリです。
1月は細い茎や枝ものの花材が続いています。葉物と異なり「面」ではなく「線」での表現に苦慮しています。スイートピーとラナンキュラスだけでは色味が暗くなりがちですが、前回・前々回の花材スプレーカーネーションのオレンジ色が加わることで一気に華やかになりました。

左上から「春待ちて」「春華愁冬」「小さな喜び大きな幸せ」

1月26日のお花は啓翁桜(ケイオウサクラ)、スイートピー、ガーベラ、タニワタリです。
1月の締めも枝ものの桜でした。花のつき具合を考えながら長さを調節しましたが、枝の硬さに悪戦苦闘しました。切断する度に花びらが散るのも忍びなく、まだ来ぬ春を待ちわびているこの時期に桜が散った花器の水面を見て悲しくなりました。

上から「三寒四温」「儚い力強さ」「Mousugu haru desune.」
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茶華道部 12月のお花 http://kurate.local/2023/12/28/post-11721/ Thu, 28 Dec 2023 03:09:30 +0000 http://kurate.local/?p=11721 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
今月も小味山先生の作品を含め、個性的な作品をお楽しみ下さい。

12月1日のお花はゼラニウム、ガーベラ、スイートピー、スターチス、モンステラです。
今月から花材の種類が増えました。また、気候的にも花材が長持ちするので、先週、先々週の花材をリサイクルすることでボリュームのある作品を生けることができました。鮮やかなガーベラを主役に、ピンク系の小花ゼラニウム、レモン色のスイートピー、ブルーのスターチスを生けています。大きな葉のモンステラの配置が腕の見せ所です。作品を壁際に飾って一方向から見せるか、テーブルの上に飾って360度の方向から見せるかで生け方が異なります。

上から「包む」「Takumashiki Zenshinsya tare.」「Congratulations!」

12月8日のお花はスターチス、ラナンキュラス、カスミソウ、スギです。
ラナンキュラスは八重咲でバラの花のような咲き方をしたものが人気です。幾重にも重なった明るい花弁が魅力的です。濃いピンクのラナンキュラスに同系色のスターチスを合わせ、カスミソウが加わることで一気に華やかな作品になります。さらにアレカヤシの放射状に伸びた葉が作品を大きく見せ、ダイナミックな作品に仕上がりました。レストランやホテルのロビーでこの放射状に伸びた葉を目にすることはありませんか?風水ではこのアレカヤシが良縁を引き寄せると言われているからなんですね。

上から「Welcome」「LASTRUN!!」「可愛らしい」

小味山先生がコンシンネやタニワタリ、先週までの花材をリサイクルして作品を生けてくださいました。その名も「Re」。コンシンネの間からタニワタリや綺麗な色の花たちが顔を覗かせる素敵な作品です。

小味山先生作品「Re」

12月15日はクリスマスに向けてサツマスギを用いたクリスマスリースを作成しました。
サツマスギを曲げて緑色の紙紐で円形に成形した後、思い思いに飾り付けをしました。大運動会の3分団を意識したわけではないのに、今年度はピンク・黄色・ミントグリーンの3色の花飾りを用いた3つのリースが出来上がりました。

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茶華道部 11月のお花 http://kurate.local/2023/12/11/post-11643/ Mon, 11 Dec 2023 04:46:27 +0000 http://kurate.local/?p=11643 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
今月も小味山先生の作品を含め、個性的な作品をお楽しみください。

11月10日のお花はトルコキキョウ、金魚草、デンファレ、タニワタリです。
デンファレも金魚草も小ぶりな花が密集した可愛らしい花材です。タニワタリの大きな葉の間から鮮やかなピンク色が覗くという演出は、見る者の目を楽しませてくれます。

本作品はあえてタイトルをつけませんでした。皆さんならどのようなタイトルにしますか?

11月10日は定時制80周年行事の前日ということもあり、定時制の生徒さんと本校のマシュー先生に、花器を用いた生け花とフラワーアレンジメントを体験していただきました。綺麗な花たちで校内を飾ることができ、いつになく華やかな雰囲気となりました。

11月24日のお花はスターチス、ブルースター、スギです。
スターチスは房状に花が咲いているので作品の中に占めるピンク色の割合が多くなります。ブルースターの水色の小さな花が埋もれてしまわないように配置を工夫した作品作りとなりました。スギの緑と少しの黄色もバランスの良い配色に一役を担っています。スターチスはドライフラワーとしても楽しむことができるので大切に保存したいと思います。

左上から「Tea Time」「小春日和」「虹隠れて見えず」「再生」

小味山先生がタニワタリをリサイクルして作品を生けてくださいました。(作品タイトル「虹隠れて見えず」)何枚ものタニワタリの間と足元には色鮮やかな花たちが生けられ、タニワタリは長さや向きに変化があり躍動感を感じます。大きな葉物の生け方の参考になりました。

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茶華道部 10月のお花 http://kurate.local/2023/11/09/post-11479/ Thu, 09 Nov 2023 02:48:41 +0000 http://kurate.local/?p=11479 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
今月も小味山先生の作品を含め、個性的な作品をお楽しみください。

10月6日のお花はトルコキキョウ、ガーベラ、ソリダコ、アカジクドラゴンです。
淡い色合いのトルコキキョウと鮮やかなピンクとオレンジのガーベラが対照的な作品となりました。ガーベラが周囲を明るくしてくれます。アカジクドラゴンはウンリュウ柳の一種ですが、ウンリュウ柳より黄色から赤味を帯びています。アカジクドラゴンは、うねる枝ぶりが魅力で作品に動きが生まれます。

左上から「大志を燃やせ」「Thunderbolt」「笑顔溢れて」

10月13日のお花はスプレーカーネーション、ガーベラ、赤ドラセナ、コンシンネです。
コンシンネは鋭い葉の緑に鮮やかな赤紫色が入るユニークな植物です。葉一枚一枚は細いですが、一つの幹から沢山の葉が出ているのでボリュームがあります。ドラセナにも緑の葉の淵に鮮やかな赤紫色が入りスプレーカーネーションも臙脂色だったので、作品の一つは赤の花器で統一感を出してみました。ドラセナの向きや配置で作品の印象が変わり、ガーベラの黄色がひと際目を引く作品です。

上から「carnival」「飛躍」「真実の向こうに何がある」

10月20日のお花は紅葉、赤ドラセナ、スプレーカーネーション、小菊です。
花材に紅葉が入ることで秋の深まりを強く感じる作品となりました。紅葉のグラデーションに色味を合わせた花器に生けることで、作品に一体感が生まれます。赤ドラセナと臙脂色のスプレーカーネーションが紅葉を引き立てます。また、小菊に高低差をつけ配置を工夫することで作品の表情が変化します。

左上から「秋まだ尽きぬ」「残照」「秋風に乗って」

10月6日に使用したアカジクドラゴンの根元を水に浸して保存していると、根と葉が出てきました。10月13日のスプレーカーネーションも日持ちが良く、再利用して作品を生けました。

「解き放なて!!」

10月27日のお花はリンドウ、トルコキキョウ、スプレーカーネーション、ルスカスです。
リンドウの茎の長さの長短で作品の印象が変わります。今回は色の濃淡がはっきりして、スプレーカーネーションとトルコキキョウがリンドウの濃いピンク色を際立たせます。トルコキキョウは密集させて生けると、それだけで花束のようです。春頃にもルスカスを生け、その後1つだけ葉の裏から小さな花を咲かせることができました。今回もルスカスを長持ちさせて花が咲くのを楽しみに待ちたいと思います。小味山先生の作品は花器の向きにご注目!!ほとんどの場合、正面から見て横長に花器を置きますが、縦長に生けてしまう発想に目から鱗が落ちる思いでした。

上から「飛竜」「華麗」「What color are you?」
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茶華道部 9月のお花 http://kurate.local/2023/09/29/post-11401/ Fri, 29 Sep 2023 07:30:08 +0000 http://kurate.local/?p=11401 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
今月も小味山先生の作品を含め、個性的な作品をお楽しみください。

9月15日のお花はひまわり、スプレーカーネーション、沖縄シャガでした。この週は諸事情により作品の撮影ができませんでしたので、初めて使用した花材(沖縄シャガ)の写真のみ掲載します。申し訳ありません。
9月に入ってもまだまだ続く暑さとヒマワリの黄色に「夏」を感じつつ、深紅のスプレーカーネーションが秋の気配も感じさせる作品となりました。沖縄シャガは白い花を咲かせますが、今回は花ではなく剣のような細長い葉を用いました。固くまっすぐに伸びた葉の生け方で、作品の表情が変化します。

9月22日のお花はスプレーカーネーション、ソケイ、アランダ、ドラセナです。
先週の濃い色合いから一転し、今回はレモン色のスプレーカーネーションがアランダの赤色を引き立てます。アランダはランの一種で花持ちの良さが特徴なので、しばらくはその美しさが楽しめそうです。同じ緑でも細長い茎を持つソケイと幅広い葉のドラセナの生け方によって、作品のバリエーションが広がります。

上から「風に吹かれて」「咲き乱れる花」「光」
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茶華道部 7月のお花 http://kurate.local/2023/08/07/post-11223/ Mon, 07 Aug 2023 04:26:34 +0000 http://kurate.local/?p=11223 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
今月も小味山先生の作品を含め、個性的な作品をお楽しみ下さい。

7月7日のお花はガーベラ、トルコキキョウ、タニワタリ、トクサです。
ガーベラの黄色とトルコキキョウの白が、梅雨の長雨や蒸し暑さで滅入りがちな気持ちを浄化してくれます。タニワタリの葉はそのままのボリュームで生けずに、他の花材とのバランスを考えてカットしていく楽しさがあります。そして、今回目を引くのがトクサです。スギナ(つくし)の仲間で、濃い緑色の茎の先端にある胞子嚢はつくしにそっくりです。草丈は1m近いものもあり、どの長さで生けるかで作品の印象が異なります。

左上から「愛の代償」「Now is the best!!」「なつのかぜ」

7月14日のお花はカーネーション、ソリダスター、モンステラ、ウンリュウ柳です。
先週の淡い色合いから一転し、今回は深紅のカーネーションが目を引きます。色合いは地味ですが、大きくうねるウンリュウ柳の存在感はカーネーションに勝るとも劣りません。その2つをモンステラとソリダスターの緑が調和してくれます。モンステラの大きな葉は先週のタニワタリと同様、カットして大きさを調整します。今回はどの作品もダイナミックな作品に仕上がりました。

左上から「上昇」「哀しみから得る」「雷神」

7月21日のお花はヒメヒマワリ、アワ、ヒペリカム、ソリダコ、ドラセナブラックリーフです。
今週は夏を代表する花ヒマワリを中心に、普段より1種類多い花材での作品となりました。「アワ」というと穀物のイメージがありますが、観賞用の葉物として楽しむアワは猫じゃらしのようで可愛らしいです。ドライフラワーに加工すれば半永久的に楽しむことができるとのこと。ドライフラワーにチャレンジしてみようと思います。幸せの木ドラセナの色は黒。今回は黄・赤・緑・黒と色を楽しむ作品にもなりました。

左上から「青瞬」「夏は暑い」「風を感じて」

7月28日のお花はバラ、アワ、ブルーレース、ハランです。
ブルーレースやアワの控えめな花材が、鮮やかなバラを際立たせます。アワの先端のブルー、バラの濃いピンクからシロップのかかったかき氷を連想しました。夏本番。校内の暑さで花たちもすぐにぐったりします。という訳で、しばらくの間、華道の活動を休止させていただきます。

左から「夏本番 かき氷」「New Stage~踏み出せるのはあなただけ~」「まだみぬ世界へ」

7月29日(土)は中学生対象のオープンスクールがあったので、小味山先生が「YOUKOSO」というタイトルでバラを生けてくださいました。長短のバランスが絶妙な作品に目を奪われました。

小味山先生作品「YOUKOSO」
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茶華道部 6月のお花 http://kurate.local/2023/06/26/post-10960/ Mon, 26 Jun 2023 07:10:35 +0000 http://kurate.local/?p=10960 茶華道部では、毎週金曜日に華道の小味山幸祐先生(池坊)の指導のもと、お花を生けています。
6月3日(土)の鞍高祭をもって3年生が部活動を引退し、今後は部員2名での活動となりました。校内を彩る作品数が減り寂しい限りですが、小味山先生が毎週作品を生けてくださるのを楽しみに部活動に励みます。

6月9日のお花はマーガレット、スプレーカーネーション、ニューサイランです。
スプレーカーネーションのピンクをマーガレットの白が引き立てます。どちらも小ぶりな花で主張しすぎず全体的に可愛らしい印象ですが、ニューサイランの緑と白のストライプが作品のシャープな一面も見せてくれます。梅雨のじめじめした季節だからこそ、ガラスの花器を用いた作品に初夏の爽やかさを感じます。

左上から「Progressive」「飛躍 -New stage-」「たくましき前進者たれ」「Goalの先へ」
※下段2つは小味山先生の作品

6月16日のお花はマトリカリア、スプレーカーネーション、シマフトイです。
今回も黄色とピンクの小ぶりな花材を用いていますが、緑と白の細長いシマフトイを折り曲げたり長さを活かすことで作品に立体感が生まれます。先週のニューサイランを再利用して、小味山先生が作品を生けてくださいました。長方形の花器に剣山を3個並べてニューサイランを真横に生けた作品、タイトルは「今日も元気に頑張ろう!」。
まさに「\(^0^)/」な作品です。さすが、小味山先生!!

左上から「Primadonna」「共に歩む」「今日も元気に頑張ろう!」「天使の梯子」
※下段2つは小味山先生の作品
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茶華道部 鞍高祭のお花 http://kurate.local/2023/06/16/post-10919/ Fri, 16 Jun 2023 04:50:45 +0000 http://kurate.local/?p=10919 茶華道部では、鞍高祭において3年生の個人作品と赤・青・黄の3分団をイメージした作品を作ります。3年生はこの個人作品をもって華道の活動を引退します。普段の活動では決められた花材を生けた後に作品タイトルを付けていますが、鞍高祭での作品制作は最初に作品タイトル(テーマ)を決めて、テーマに合う花材を選び、どのように生けるかデッサンをしてから作品制作に臨みます。「テーマ・花材・デッサン」に込められた部員の思いが伝われば幸いです。

<3年生の個人作品>

「粉雪と海月のランデブー」

榎木 良奈

花材:トルコキキョウ、デルヒニューム、ブルースター、シマフトイ、カスミソウ、ウンリュウ柳(銀)
海月が好きなので、どの花材を用いてどのように海月を表現するか工夫しました。トルコキキョウのふわふわした花びらで海月の感じを出しています。また、水の中にアクリルアイスを浮かべることによって、雪が舞い降る海の中を再現しました。デルヒニュームやブルースターで水や氷、カスミソウで粉雪、銀色のウンリュウ柳で氷の広がりを、シマフトイを組み合わせることで全体のまとまりを出しました。

「未知数」

西村 亜姫

花材:ガーベラ、モンステラ、シマフトイ、スターチス
シマフトイやモンステラでこれからの成長を、ガーベラやスターチスで自分の内に秘めている力を表現しました。

「軌跡」

松持 由季

花材:ギガンジューム、トルコキキョウ、フトイ、レザーファン
花材を決める際、花言葉に着目しました。ギガンジュームは「正しい主張」「深い悲しみ」、トルコキキョウは「感謝」「希望」「思いやり」です。部活動生活の中でうまくいかないことや悩んだこともありましたが、希望をもって上に上にと頑張ってきた私の「軌跡」を思い描きながら生けました。

年々部員数が減少する中で、3年生3名が協力して後輩たちに茶華道部の伝統を引き継いでくれました。鞍高祭で生の作品を披露することができて本当に良かったと思います。

<赤分団イメージ作品>

「桜梅桃李(おうばいとうり) ~hold hands together~」

花材:カーネーション、ユリ、ガーベラ、ダスティミラー
花材それぞれの良さを活かすために、花材の配置を工夫しました。赤色の花材を選ぶのに苦労しました。

<青分団イメージ作品>

「炉火純蒼(ろかじゅんせい) ~Fly freely~」

花材:アジサイ、グロリオサ、デルヒニューム、シマフトイ、ハラン
花材を花器の片方に寄せて生けました。グロリオサで炎を、アジサイで純粋をイメージし、デルヒニュームとシマフトイで炎の燃え上がりを表現しました。ハランで作品全体に大きさを出し、メインの花材を強調しました。

<黄分団イメージ作品>

「上下天光(しょうかてんこう) ~stay foolish~」

花材:ガーベラ、グロリオサ、ヒペリカム、レザーファン、ゴッドセファナ
ガーベラで光り輝く星を表現しました。全体的に黄色の花材を用いて、誰もが光り輝けるようにという思いを込めました。

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